【留学経験×仕事】就業者インタビューVol.1 – 吉田さん

留学経験×仕事 就業者インタビュー 吉田さん

今回は、お父様のお仕事の都合によりアメリカで育ち、オーストラリアへの留学経験もあり、現在は東京都内の外資系情報サービス企業に務められる吉田さんに、どのように語学力を活かしてお仕事をされているのかお話を伺いました。

英語はビジネスレベルで話せることが大前提
相手が何を欲しているか、ゴールはなにかを常に考える

— 現在吉田さんはどのようなお仕事をされていますか?

吉田さん:東京都内の情報サービス企業でライフサイエンス営業の仕事をしています。
同僚はみな語学スキルが高い人ばかりなので、語学面で特に自分が有利とか特別というわけではありません。

— 吉田さんの会社は語学以外にどのような能力を求められますか?

吉田さん:まず英語について言うと、コミュニケーションツールのひとつでしかないので、業務においてはビジネスレベルで話せることが大前提です。

語学以外では、私は営業職なので、医薬業界をよく知ることが必要になります。クライアントに興味を持たないと、信頼関係を築けませんから。長く同じ業界にいると、経験を積んだが故にそういった意識が薄れてくることもあるので、おごりを持たず興味を持ち続けるよう常に気をつけています。

あとは、営業であればどこの会社も同じだと思いますが、「相手が何を欲しているか」「ゴールはなにか」ということは常に考えています。

就業者インタビュー 吉田さん近影1

分からないことは自分の口と言葉で聞くことの重要性
他人より知識があると誤った認識を持っている人が多い

— 在住と留学経験で語学力以外にどのようなスキルが身につきましたか?

吉田さん:ディベート力はかなり養われたと思います。海外の学校での教育は、日本の学校のように一方通行ではなく、ディベート形式やグループ活動がメインとなるため、自然に備わったと思います。

また、現地では日本人がいなかったため、会話の手段が英語しかありませんでした。わからないことは自分の口と知っている言葉で話をする、体で表現することと、相手が何を話しているのかを集中して聞き理解することが重要だと思います。特にアメリカでは人種も文化も異なる生徒と一緒になる為、他者の意見を聞く力はもちろん、リスペクトする気持ち、様々な意見をまとめる力、自分の意見をしっかり持ちつつも他者の意見を受け入れる感覚も自然と身につけられるような気がします。

— 語学スキルをうまく活かせていない人が多いと言われていますが、それはなぜだと思いますか?

吉田さん:海外で学んだというだけで、「他人より知識がある」と誤った認識を持っている人が多いと思います。
業界、地域、国に関係なく、まずは自分中心にならないこと。そして、「これくらい簡単にできる」などと甘く考えず、驕らず、実直に経験を積むことだと思います。

ビジネスの世界では、単に「英語が出来る」ことを誰もすごいとは思っていません。

就業者インタビュー 吉田さん近影2

ただ外国語が出来るでは転職には役に立たない
留学期間中に何をやり遂げそこからなにを学んだのか、それが重要

— 語学力を活かして転職を考えている方に何かアドバイスがあれば

吉田さん:「海外に語学留学していました」は、あまり役に立たなくなっているのが現状だと思います。人によっては行って満足という人も多いと思いますから。
単に語学を勉強したというだけではなく、海外で何のために語学を学んだのかを自分自身に問いかけるとともに、その専門性を磨く必要があります。

私自身も一時期は勘違いしていたこともあります。ただ外国語が出来るでは、転職には役に立ちません。
「海外に住んでました」「語学を学びました」「異文化を経験しました」で終わらせず、留学期間中に何をやり遂げ、そこからなにを学んだのか。それが重要です。

留学期間に何をしてきたか、留学経験を活かしてなにが出来るか、ぜひ一度改めて深く向き合い、考えてみてください。